ときど土地探しとはどのようなのか?マイホームを建てる人はどういう行動をしているのか?などを発信します。
家づくりを考え始めた頃、キッチンは「見た目がきれいであれば十分」だと思っていた。
アイランド型やおしゃれな扉の色ばかりに目が向き、実際の使い勝手については深く考えていなかったと思う。
けれど、モデルハウスやショールームをいくつか見て回るうちに、家事のしやすさが暮らし全体に与える影響の大きさに気づかされた。
あるキッチンで、調理台からシンク、コンロまでの距離がとても自然に感じた。
実際に立ってみると、無駄な動きがなく、体がスッと流れるように動く。
担当の方が「動線が短いと、毎日の料理が楽になりますよ」と教えてくれたが、その意味を体感できた瞬間だった。
ほんの数歩の違いが、積み重なると大きな差になるのだと思った。
収納の配置も印象的だった。
よく使う調味料や道具が腰の高さにまとまっていて、かがんだり背伸びしたりする回数が少ない。
引き出しを開けると中身が一目で分かり、「探す時間」が減ることが想像できた。
キッチンは作業する場所であると同時に、時間を過ごす場所でもあるのだと感じる。
また、キッチンからリビングやダイニングが見渡せる配置は、家族との距離感をぐっと近づけてくれる。
料理をしながら会話ができたり、子どもの様子に目が届いたりする安心感は、想像以上に大きかった。
一方で、生活感が丸見えにならない工夫がされている点も、「長く暮らす家」として現実的だと感じた。
家事がしやすいキッチンとは、特別な機能がたくさんあることではなく、毎日の動きが自然につながることなのだと思う。
実際に立って、触れて、動いてみて初めて分かる気づきがあった。
キッチンを見る目が変わった今、家づくりの中でここは妥協したくない場所のひとつになっている。
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