ときど土地探しとはどのようなのか?マイホームを建てる人はどういう行動をしているのか?などを発信します。
家づくりの中で、予想以上に大変だと感じたのが「間取りを決める」という作業だった。
大きな部分では意見が合っているのに、細かいところに進むほど、夫婦それぞれの価値観が見えてきて、思いがけないところで意見が割れてしまう。
家は毎日の生活の“器”だからこそ、どちらも妥協したくない気持ちがあるのだと思う。
例えば、キッチンの位置。
私はリビングと一体感のあるオープンキッチンが理想だったけれど、相手は「匂いが広がりにくい方が良い」とセミクローズタイプを希望していた。
どちらも暮らしやすさを考えた意見なのに、方向性が違うだけで、どう着地点を見つければいいのか悩んでしまった。
また、収納の取り方でも議論になった。
私は大きなウォークインクローゼットで衣類をまとめて管理したい派。
一方の相手は各部屋に小さめの収納がある方が使いやすいと言う。
こだわるポイントが違うと、話し合ってもなかなか前に進まない瞬間がある。
そんな時、担当の営業さんが「おふたりが優先したい“暮らしの場面”を一度紙に書き出してみてください」と提案してくれた。
実際に書き出してみると、私たちの意見がぶつかっているようで、実は“目指している暮らし”は同じ方向を向いていることに気づいた。
家事のしやすさ、片付けやすい家、落ち着けるリビング…。
そのために必要な形がそれぞれ違っていただけだった。
そこからは、「この意見はなぜ大事なのか」を互いに話しながら、間取りに落とし込んでいく作業が楽しく感じられるようになった。
最終的には、オープンすぎず閉じすぎないキッチン、分散収納と大型収納を組み合わせたクローゼット、双方の“ちょうどいい”を見つけることができた。
間取りの意見が割れた時間は大変だったけれど、その分だけ家への愛着も増した気がする。
家づくりは、価値観のすり合わせを通じて、夫婦の暮らし方そのものを見つめ直す機会なのだと実感した。
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