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モデルハウス巡りで得た気づき

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ときど

土地探しとはどのようなのか?マイホームを建てる人はどういう行動をしているのか?などを発信します。

モデルハウスをいくつか巡ってみると、「家を見る」という体験が、単にデザインや広さをチェックするだけではないことに気づかされる。

むしろ、そこで感じた空気や、自分たちの暮らしが自然に思い描けるかどうかが、家づくりの大きなヒントになるのだと思う。

まず驚いたのは、同じ30坪前後の家でも、間取りや窓の取り方で“体感の広さ”がまったく違うこと。

モデルハウスでは実際に部屋を歩いたり、キッチンに立ってみたりしながら、空間の使われ方を体感できる。

図面では分からなかった動線の滑らかさや、家事のしやすさを感じる瞬間がいくつもあった。

また、素材や建具の質感は、写真では伝わらない大切な要素だと改めて実感した。

無垢の床材の肌触り、照明の柔らかさ、扉の開閉の静けさ…。

モデルハウスで五感を使って体験すると、家に対する価値観が自然と研ぎ澄まされていく。

営業さんに「この素材の違いは住んでからの満足度に繋がりますよ」と言われて、なるほどと納得した。

さらに意外だったのは、“広すぎるモデルハウス”は自分たちの生活に置き換えにくいということ。

豪華な仕様や広いリビングは魅力的だけれど、現実の予算や生活規模と距離があると、本当に必要な機能が見えにくくなってしまう。



むしろ、自分たちの予算に近いサイズ感のモデルハウスの方が、具体的に暮らしを思い描きやすかった。

そして何より印象に残ったのは、モデルハウスごとに「家づくりの哲学」がしっかり違うこと。

デザイン重視の会社、性能にこだわる会社、家事動線をとことん考えている会社…。

話を聞いていると、その“こだわり”に共感できるかどうかが、建築会社選びの重要な軸になると感じた。

モデルハウス巡りは、理想の家を探す旅というより、自分たちの暮らしの優先順位を見つける作業。

見れば見るほど迷いも増えるけれど、その迷いの中から“本当にほしい暮らし”が少しずつ見えてくるのだと思う。

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