ときど土地探しとはどのようなのか？マイホームを建てる人はどういう行動をしているのか？などを発信します。
住宅設備のショールームを訪れてみて、家づくりに対する考え方が少し変わった気がする。
カタログやネットで見ていたときは、正直どれも似たように見えていた設備が、実物を前にすると一つひとつ違った表情を持っていることに気づかされた。
キッチンに立ってみると、作業台の高さや奥行きが想像以上に重要だと分かる。ほんの数センチの違いなのに、腰への負担や作業のしやすさがまるで違う。
営業さんが「毎日使う場所ほど、体感が大事ですよ」と言っていた意味が、実際に触れてみて初めて腑に落ちた。
引き出しの開け閉めの軽さや、収納の仕切り方ひとつで、家事のストレスが変わりそうだと感じた。
お風呂や洗面台も同様で、見た目よりも使い勝手の差が大きい。
浴槽の形によって足を伸ばしたときの感覚が違い、洗面台のボウルの深さひとつで水はねのしやすさが変わる。
毎日の「当たり前の動作」を実際に試せるのは、ショールームならではの体験だと思った。
また、設備のグレードについても考え方が変わった。
最上位モデルは確かに魅力的だけれど、標準仕様でも十分に満足できるものが多いことを知った。
大切なのは、機能の多さよりも、自分たちの生活スタイルに合っているかどうか。
担当者がメリットだけでなく、注意点や向いていない使い方まで教えてくれたことで、冷静に選ぶことができた。
ショールームを回るうちに、「全部を完璧にしなくてもいい」と思えるようになった。
設備は暮らしを支える道具であって、主役はそこに住む自分たち。
実際に触れて、比べて、納得して選ぶことで、後悔の少ない家づくりにつながるのだと感じている。
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