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引き渡し後の暮らしを想像した日

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ときど

土地探しとはどのようなのか?マイホームを建てる人はどういう行動をしているのか?などを発信します。

「引き渡し後の暮らし」を具体的に想像することが増えてきた。

間取り図や設備の打ち合わせをしていた頃とは違い、今は“完成した家でどんな日常を送るのか”を考える時間が自然と増えている。

図面ではただの線だった場所が、暮らしの舞台として頭の中に立ち上がってくる感覚がある。

玄関を開けて家に入るときの空気、靴を脱いでリビングに向かう動線、窓から入る光の入り方…。

朝起きてカーテンを開ける瞬間や、夜に照明を落としてくつろぐ時間まで、想像はどんどん具体的になる。

特別な出来事ではなく、何気ない日常こそが、この家で過ごす時間の大半になるのだと思うと、その一つひとつが愛おしく感じられた。

キッチンに立って料理をする自分、ダイニングで家族と食事を囲む時間、リビングでくつろぐ休日の午後。

今まで打ち合わせで決めてきた間取りや設備が、少しずつ「暮らしの形」としてつながっていく。

あのとき迷って決めた収納や動線も、この日常の中で役に立ってくれるのだと思うと、選択に対する不安よりも安心感の方が大きくなってきた。

また、家の中だけでなく、近所との関わりや通勤・通学の風景も思い浮かぶ。挨拶を交わす顔ぶれや、帰り道に見える夕焼け、新しい街での生活リズム。

すべてがまだ想像の中だけれど、その一つひとつが現実になる日が近づいていることを感じる。

引き渡しはゴールではなく、新しい暮らしのスタート。

完璧な毎日でなくても、この家に帰ってくることでホッとできる場所がある。

それだけで、家づくりに向き合ってきた時間は十分意味があったのだと思える。

これから始まる日常を、大切に積み重ねていきたい。

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