ときど土地探しとはどのようなのか?マイホームを建てる人はどういう行動をしているのか?などを発信します。
家づくりの打ち合わせが進むにつれて、窓の話題が増えてきた。
その中で、思った以上に悩んだのが、外の景色をどこまで家の中に取り込むかということだった。
明るい家にしたい。
開放感のある暮らしがしたい。
そう思えば思うほど、大きな窓に惹かれていった。
ただ、同時に不安もあった。
外が見えすぎることで、落ち着かなくならないだろうか。
通行人や近所の視線が気にならないだろうか。
景色を取り込みたい気持ちと、守られた空間で暮らしたい気持ちが、心の中でぶつかっていた。
実際にいくつかの間取りを見比べてみると、その違いは想像以上だった。
大きな窓から外がよく見える部屋は、確かに明るくて開放的だった。
でも、視線の先に道路や隣家があると、どうしても気持ちが外に引っ張られてしまう。
落ち着いて過ごすはずのリビングで、無意識に周囲を気にしている自分に気づいた。
一方で、外の景色を限定的に切り取った窓のある空間は、不思議と居心地が良かった。
空や緑だけが見える窓。
視線が抜ける方向を選んだ配置。
全部を見せないことで、かえって安心感が生まれる。
その感覚は、新しい発見だった。
担当の方から、「景色は量より質ですよ」と言われた言葉が印象に残っている。
何を見たいのか。
どこを隠したいのか。
それをはっきりさせることで、窓の役割が見えてくるという。
外のすべてを取り込む必要はない。
心地よい部分だけを選ぶ。
その考え方に、気持ちが少し楽になった。
また、季節や時間帯によって、景色の印象が変わることにも気づいた。
昼は気持ちよくても、夜になると視線が気になる場所。
逆に、昼は目立たなくても、夜は照明で雰囲気が出る景色。
一日の中でどう感じるかを想像することが、大切なのだと思った。
外の景色をどこまで取り込むか悩んだ時間は、
家の中でどう過ごしたいかを見つめ直す時間だった。
見せたい景色。
守りたい距離感。
そのバランスを考えることで、家はただの箱ではなく、落ち着ける居場所になっていく。
今は、すべてを開くのではなく、必要な分だけ外とつながる。
そんな家が、自分たちには合っていると感じている。
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